今週だけで3回もブログを更新する。
近年は年1回の更新だったところ、既に3年分のチャージができました。

毎日続ければ記事はどんどん増えていき、大きなコンテンツへと発展する。
楽器の練習だってそう。

どんなことも、一歩一歩進んでいくことが大切です。
塵も積もればなんとやら、とは言ったものです。

2019-09-11-12

 
 
一度気になってしまうとトコトン解決したくなるってこと、あると思います。
今回何が気になってしまったのかと言うと、ノイズです。

ブログで何度か「ノイズが気になる~」的なことを書いているんですけど、
やっぱり楽器とか音響とか、ノイズってずっと付き纏ってくるテーマですよね。
ある程度は許容しないといけない、と思いつつも気になってしまうのが男の子です。


ノイズの原因と言っても色々ありますからね、一概に何をすれば解決するとか、
そんな簡単な問題じゃないことは重々承知なんですけど。

でももう遅くて、そう一度考え出してしまった自分の元に一つの小箱が届きます。
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まぁ、当然勝手に届くわけもなく。
気付いたら購入してしまいました。

みなさんご存知こちらです。
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Free The Tone - PT-3D (DC Power Supply)
Free The Toneといえばクソ高価なスイッチャーが有名です。
新製品発売の話題も見かけましたね。

やはりノイズの根本の原因は電源。
ここにきてグレードアップをしてみました。


思い返せばパワーサプライの始まりは手作りから。
そして5年前くらいにOne ControlのDistroを購入。

ずっとそれを愛用をしておりましたが、付属のACアダプターがノイズの原因だったことが判明。
以降不信感を持ちながら使用していたのが正直なところです。
電源供給騒動に終止符を打つなんて自信満々に記事を書いたのもいい思い出です。


PT-3Dの特徴はローノイズの”DC9V/100mA”端子が6個、
アイソレーテッドの”DC9V/500mA”端子が2個の仕様でサイズも小さめ。

アナログの歪み系はローノイズ端子、デジタル等の大容量電流が必要な場合はアイソレーテッド端子。
自分の足元はアナログの歪み系ばかりだし9V統一。
容量の必要なものはFLASH BACKで、もう自分のために作られたかのようなスペックです。

安いとは言いづらい価格ではありますが、5,6万するような電源機材に比べればマシです。


今回わかったこととしては電源問題に終止符なんて存在しないこと。
しかし、電源問題はこれで当分は落ち着くでしょう。
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Free The Tone - CU-416/SL-8 SERIES (SOLDERLESS CABLE)
上述しましたが、ノイズの原因は一つではありませんから、
こうなったら自作パッチケーブルも今回で卒業です。

耳でわからないくらいのノイズでも、一つ一つが積み重なれば大きなノイズになるのですから。


ソルダーレスケーブルって一時期すごい話題になって、見かけたときは衝撃でした。
しかし断線しやすいとか、価格が高いとか、あまり評判は良くなかった気がします。

当時はハンダゴテでSwitch Craftの地味に高いプラグとBELDENでパッチを自作してますからね。
正直羨ましいと思いつつ、そっちに金を使うなら新しいペダルを買う、という意識でした。
悪評も気になってしまったのはあります。


ただ、そんなソルダーレス界でも高クオリティで評判が高いのがこのFree The Tone。
電源もそうだけど、やっぱりプロも懇意にしているメーカーですからね。
エフェクターボードの根幹を任せられるくらいに、信頼はできそうです。

しかし評判も高ければ価格も高いのがこの製品。
写真にもあるんですけど、これ一箱1万するのでなかなか手が出しにくいですね。
BOSSやIbanez、各社ソルダーレスを発売していますが、バラツキはあれど安くはないです。


まぁお金はこの際いいんです。
ここまで来たら、ボードの心臓部分を統一してやろうと思ったわけです。
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開けると3mのケーブルとプラグが10個入っています。

よっぽど豪勢な使い方をしなければケーブルは余るかと思います。
プラグが10個、つまりパッチケーブルが5本作れるので、これで1万というのも頷ける。


組み立てはハンダゴテもいらず超簡単。
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Switch Craftのショートプラグと比べても一目瞭然。
必要に合わせてストレートタイプとL字タイプを選んで購入しよう。

ケーブルも細くて取り回ししやすく、何より軽いです。
一つ一つの重さは誤差ですが、ある程度の規模になるとケーブルの数×2の端子があるわけですからね。
地味にこういうところも重要なんですよ。


無駄なスペースがかなり解消されました。
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横にINとOUTがあるタイプだと、結構隙間できちゃう。
Switch Craftに比べるとこれでもかなり解消されている。
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キレイに並べることができました。

電源周りもかなりすっきり。
電源タップに2つACアダプターを付けていたけど、今はPT-3Dの1つだけ。
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スイッチャーとペダルのスペース、美しい。

ソルダーレスにしなければPT-3Dも入らなかったので、
もはや買い替えたのは必然だったかもしれません。


ちなみにこれ、写真では2箱だけ写っていますけど、
もちろんこれらを全てつなぐにはパッチ10本では足りないです。
ええ、バラ売りの端子をいくつか買っています。

仕方ないのです。
これは必要経費。
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仕上がりました。

ケーブル1本の作成にかかる時間がかなり短く済むので、
ハンダゴテ使って朝までコースをしていたことを考えると本当に素晴らしい発明です。


で、問題のノイズですけど、多分減りました。

実際電源供給が安定したのと、ケーブル差し替えで前よりノイズは減ったと思います。
これは嘘ではないです。
プラシーボ効果は否定しないですけど。


使っている本人が安心して使えることが一番のノイズ改善なのではないでしょうか。




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今回の大改装に備えて1つずつ調べながら注文していたのですが、
翌月のカード支払いが地獄みたいなことになったんですよね。

パワーサプライ本体、ケーブルセット、プラグ追加購入。
考えれば、元々1つ1つは別にそこまで安いものでもない。

塵も積もれば山となる、なんて言葉があります。
今回一掴みした塵は、かなり大きめの塵だったようで、それは大きな山が出来ました。
私の小さな手で掴んだ塵。
思いつきで掴んだ塵。

思いつきで行動するもんじゃないって、それこのブログ始めたころから言ってますから・・・



ちなみに、今回でお役目御免になった自作のパッチケーブルですが、
後日(半年後くらい)約5時間ほどかけて全部バラしました。
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こちらの作業にいたっては言葉の通り地獄でした。

L字についてはシールド作成に使いまわそうかな、とか思っているけどこんなに要らない。
特にショートプラグなんて使いみちないんだけど、どうしよう。
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これだけでもいい値段する。
金の使い方、下手か?



もう一つ補足ですが、悲しいことに本記事のソルダーレスケーブル、
今年に生産終了となってしまいました。

今はさらに便利になった新製品が出ているとのことですが、
カラフルなのはちょっとダサいなって思いました。